令和5年度 春日井市総合防災訓練が「高めよう自助 つなげよう共助」をテーマに掲げ、石尾台小学校で開催されました。この訓練は、災害対策基本法と春日井市地域防災計画に基づき、南海トラフを震源とする大規模な地震を想定して総合的に実施するもので、地震災害に対する参加機関との相互協力体制を確立し、参加者の防災意識を高めることを目的として行われます。
地震発生は7時と想定され、すぐに集団避難が始まり、7時50分に対策本部が設置され運営が始まります。来賓として呼ばれている我々は7時45分までに集合、8時過ぎに本部長の市長が警察署長と共に駆けつけ、本部長が発表します。そこから着々と様々な訓練が開始されました。避難所設置、避難者報告、安全行動として会場内全員でシェイクアウトも行われました。
訓練の途中で本部長と共に巡視を行います。各テントには避難者、炊き出し、応急救護所、ボランティア等のコーナーが設置され、展示物を見たり体験をしたりするようになっています。体育館内では、防災備蓄用品や避難所資器材が紹介されていたり、仮設トイレや段ボールでの間仕切り、畳の展示等がありました。171災害伝言ダイヤルの紹介もありました。
以前と違っていると感じたのは、「女性視点に立った防災対策」というコーナーが設置してあったことです。性別で役割を決めつけていないか、避難所で病気にならないために、女性に必要な備えは?など、今まで取り上げられなかった細かい配慮がされていて、これならいざ災害が起きても安心だと感じました。様々な必要物資も展示されていて、とても分かりやすくなっていました。
県議の代表挨拶が私でしたので、次のように話しました。「日本は世界で第4位の地震大国です。第1位は中国、第2位がインドネシア、第3位がイラン、そして日本です。災害が多いからこそ、何度も災害から立ち上がってきました。災害のたびに反省を活かし、改善し復興してきました。復興力はもちろんのこと、日本人の助け合う姿が、世界から高い評価を受けています。」
「今日の訓練を機に、避難方法や避難物資を見直して、常日頃から備えましょう。今日参加できなかった地域の皆様にもぜひ今日の様子を伝えていただきたいと思います。我々は国・県・市とつながり、予算や対策をしっかり立てていきます。最後に厚い中、ご参加くださいました皆様に心より感謝申し上げます。お疲れ様でした。ありがとうございました。」とお伝えしました。